これまで SOSI が管理してきたのはリモートホスト、つまり RDP・SSH・VNC でした。しかし社内で日々実際に開かれているのは、ブラウザ上で動くシステム——CRM、チケット管理、レポート用の管理画面、社内 Wiki——であることが少なくありません。こうしたシステムへのアクセスは、たいてい何の管理下にも置かれていません。誰がいつ何を見て何をダウンロードしたのかを後から追えず、社外のベンダーに使わせるにはアカウントとパスワードをそのまま渡すことになります。
SOSI 2.1 はこの空白を埋めます。
BrowserApp:ホストではなく、管理されたブラウザ
管理者は社内 Web システムを新しい種類の機器として登録できます。接続した利用者に表示されるのは、ロックされた全画面のブラウザ画面です。アドレスバーもタブもデスクトップも他のウィンドウもなく、対象システムだけが表示されます。
重要なのは、利用者自身の端末が対象システムに直接アクセスしないことです。操作はすべてリモートのコンテナ内で行われ、返ってくるのは画面だけです。
SOSI から見ればこれは通常の機器なので、録画・キー入力記録・監査証跡・ロール権限・有効期間の制御はそのまま適用されます。Web システムのために別の運用ルールを用意する必要はなく、既存の承認フローと監査レポートがそのまま対象に含まれます。
次の利用者に何も残さない
接続の開始時と終了時に、ブラウザ環境は完全にリセットされます。前の利用者のログイン状態・閲覧履歴・キャッシュ・ダウンロードしたファイルが引き継がれることはありません。
共有環境で典型的なリスク——ログアウトを忘れ、次に開いた人が他人の権限で操作してしまう——を取り除けます。
利用者がパスワードを知らないままログインする
対象サイトが表示されると、SOSI がその利用者の認証情報を入力して送信します。利用者はパスワードを知る必要も入力する必要もありません。
さらに重要なのは、パスワードがブラウザコンテナに渡らないことです。コンテナは利用者が画面越しに操作できる場所であり、そこの設定ファイルや環境変数に秘密情報を置くのは、あってはならない場所に鍵を預けるのと同じです。SOSI は外部から値を送り込んで入力を完了させるため、コンテナに残るのは元々期限切れになるログインセッションだけで、接続終了時には環境ごと破棄されます。
対象システムが LDAP/AD で認証している場合は、SOSI へのログインと同じ認証情報で自動ログインでき、利用者ごとの設定は不要です。レイアウトが特殊なサイトでは、機器の設定でユーザー名欄・パスワード欄・送信ボタンを指定して自動ログインを正しく動作させられます。
注意点として、自動ログインは2 段階のログインには対応していません。ユーザー名を入力し、次の画面でパスワードを入力する方式(Google や Microsoft アカウントがこれにあたります)です。その場合 SOSI は入力を安全に中止し、利用者は自分でログインできます。それ以外の管理と録画は通常どおり機能します。
想定される場面
- 社外ベンダーによる社内システムの利用:パスワードを渡さずに使ってもらえ、操作は全編録画されます。
- 個人情報を扱う管理画面:サポート・人事・経理システムでの照会が完全な証跡として残り、透かしにはアカウントと IP が表示されます。
- SSO に対応していない既存システム:システム自体に手を入れずに集中管理と監査を適用できます。
実際の動作をご覧になりたい場合は、お問い合わせください。デモをご用意します。