SOSI が正式にバージョン番号を採用してから最初のリリースであり、直近約 2 か月の変更を含みます。以下、新機能ごとに実際の画面と使い方を示します。
新機能
LDAP/AD パスワードの自己変更
利用者が自分でディレクトリのパスワードを変更でき、有効期限が近づくと通知されます。管理者に依頼する必要がなくなりました。
使い方:LDAP/AD アカウントでログインし、右上のユーザーメニューからプロフィール画面を開いてパスワード変更を選びます。期限が近づくとログイン時に通知され、メール設定があれば通知メールも送信されます。この項目は LDAP/AD でログインした利用者にのみ表示されます。
閲覧記録
接続録画を誰がいつ監視・再生・ダウンロードしたかを記録します。録画そのものへのアクセスも管理対象になりました。
使い方:サイドバーの「閲覧記録一覧」を開きます。ユーザー、IP アドレス、アクション(接続監視/録画再生/録画ストリーミング)、期間で絞り込め、右上のボタンから書き出せます。

操作記録の項目単位の変更内容
監査記録に変更前後の具体的な値が表示されるようになり、「誰かが変更した」だけでなく何が変わったかがわかります。
使い方:サイドバーの「変更ログ」を開きます。「変更内容」列では旧い値に取り消し線が付き、矢印の後に新しい値が表示されます。ユーザー・イベント・項目タイプ・日時で絞り込み、レポートとして書き出せます。

LDAP/AD 設定の半自動検出
サーバーアドレスと同期用の認証情報を入力すると、完全な設定が提案されます。手入力と試行錯誤が大幅に減ります。
使い方:サイドバーの「ドメイン設定」で LDAP ドメインを作成または編集し、ホスト・ポート・同期用ユーザー名とパスワードを入力して「設定を検出」を押します。ディレクトリサーバー種別が自動判定され、Base DN・Bind DN・属性名が入力されます。同期するグループを選ぶと利用者フィルターが生成されます。

ディスク使用量の可視化
全体設定で録画領域の実際の使用量をカードと進捗バーで表示します。
使い方:サイドバーの「全体設定」を開き、「ディスク空き容量警告設定」までスクロールします。録画ディレクトリの使用・空き・総量が表示されます。下の警告しきい値は小数で指定し、0.4 なら空きが 40% を下回ったときに警告します。

検索の改善
接続権限フォームの機器選択が検索可能になり、IP とポートも表示されます。機器一覧は名称と IP/ホスト名の両方で検索できます。
使い方:「アクセス許可一覧」から新規作成を開き、「デバイス名」欄をクリックしてキーワードを入力すると絞り込めます。選択肢は 名称 (IP:ポート) の形式で表示されるため、似た名前の機器を取り違えません。機器一覧の検索欄には IP やホスト名をそのまま入力できます。

透かしの柔軟化
ロール単位で透かしを免除でき、透かし画像のサイズも設定に応じて生成されるため、透かしの文字を覆わなくなりました。
使い方:サイドバーの「テナント設定」で文字と画像のサイズ・色・不透明度・間隔を調整します(下部にプレビューが表示されます)。特定のロールで透かしを表示しない場合は、「ロール権限設定」でそのロールを編集し「接続時に透かしを表示しない」にチェックを入れます。


ファイル転送記録の表示切り替え
サイドバーに「ファイル転送記録」を表示するかを管理者が選べます。
使い方:「全体設定」で表示切り替えを操作します。また「ロール権限設定」の「ファイル転送記録の表示範囲」で、そのロールが自分の記録だけを見るか全員の記録を見られるかを決められます。
接続失敗メッセージの明確化
SFTP 設定が原因で接続に失敗した場合、汎用的な上流エラーではなく原因を直接表示します。
使い方:設定は不要です。接続失敗時の画面のメッセージで、SFTP 設定が原因かどうかを判断できます。
修正
- 強制切断の失敗:接続の強制切断が必ず失敗しエラーになる問題を修正しました。
- 接続状態の残留:切断済みの接続が「接続中」のまま表示される問題を修正し、応答のない接続を自動的に整理するようにしました。
- 操作記録のノイズ:接続中の定期通信が毎分 1 件の操作記録を生成しないようにしました。
- 監査範囲の補完:全体設定と認証方式の変更も監査対象になりました。
- LDAP の暗号化:証明書設定が適用されない問題と、暗号化方式で「なし」を選んでも暗号化接続として扱われる問題を修正しました。
- ディスク監視の無効化:録画ディレクトリが正しくマウントされておらず、空き容量の警告と使用量表示の両方が機能していなかった問題を修正しました。
- 権限表示:接続記録の権限を「読み取り専用」と「非表示」のみに整理し、権限グループが無効な場合はロール権限フォームに関連項目を表示しないようにしました。
- 接続一覧:モバイルで利用者名をタップすると空白のページが開く問題を修正しました。
- 言語設定:言語を切り替えても元の言語に戻ってしまう問題を修正しました。
- その他:機器アドレスの前後の空白を自動的に除去し、一部の画面配色をデザインに合わせて修正しました。
保守とセキュリティ
- Ruby 4.0.6、Rails 8.1 にアップグレードしました。
- 既知の脆弱性に対応するため、複数の依存ライブラリを更新しました。